2016年7月12日火曜日

イワナ釣りの愉しみ

昨年のイワナ釣りの愉しさが忘れられなくて、今年も福井の釣友ひらさんを頼ってイワナ釣りに出かけました。


ラニヤードのフライボックスも夏のイワナ釣り用に交換

【1日目】
まずはメインとなる、昨年と同じ渓流で釣り始めました。昨冬は全国的に雪が少なかった様ですが、この渓筋も例外ではなく全体的に水量が少ないようです。
その一方、梅雨に入りそこそこ雨は降っているので釣りに影響が出ることはないのですが、逆にまだ水温が若干低いのか魚にとっての「夏」はもう少し先だったのかもしれません。
今回の釣行では大型のテレストリアルフライをメインに釣りを楽しむつもりだったのですが、ちょっと時期が早かったかもしれません。


今年もやってきました。1年ぶりのイワナの渓です。

それにどうやら先行者の影響もあって、なかなか思い通りのポイントから魚の反応が得られなかったのですが、それでも次第にポツポツと大き目のフライにもヒットしてくれました。

今回の釣行に合わせて巻いたテレストリアル系アトラクターフライ。




【2日目・午前】
初日の川に隣り合う小渓流で源流釣りに出かけました。
こちらの川はさらにさらに雰囲気のある、まさに森の精霊でも出てきそうな渓流です。森の中にあって木々も、岩も、風倒木も、全てが緑に覆われています。


藪を掻き分け、森を進み、ようやくたどり着く小渓流。





朝から降り続く雨の中、この緑に覆われた世界の足元を細々と流れる透明の水の中から森の精霊そのもののようなイワナが飛び出してくれました。
黒っぽく地味な体色がこの小さな流れに相応しいような気がしました。




【2日目・午後】
この日は一日かけて源流域の川を遡る予定だったのですが、途中の強い雨もあって一度退却。
午後は現地案内役をしてくださっているひらさんが少年の日に自転車で足しげく通ったという渓流を釣ることにしました。
この川も非常に良い渓相をしているのですが、降り続いた雨の影響か少々増水気味でなかなかうまくポイントを流すことができませんでした。
それでも「ここには必ずいるよ」とアドバイスをもらったポイントで元気な美しいイワナが飛び出てきました。
午前中に釣った、源流のイワナとはあまりにも違う体色にしばし見入ります。




魚止めの大堰堤まで釣り上ると、その堰堤の上で
ひらさんがカメラを構えて待っていてくれました。

【3日目】
実は昨年もそうだったのですが、同じタイミングで大阪の釣友あまん氏もやってきていました。
ひらさんの心遣いでそれぞれ別々の渓流を案内して頂いていたのですが、最終日は折角だからということで初日の渓流を一緒に釣ることにしました。

このナローループを見てください。
今回がフライフィッシング初挑戦とは思えません!

実は、あまん氏はフライフィッシングは今回が初めて。
事前にこのブログ内で紹介している「ハウツー・フライフィッシング!」の【2.キャスティング編】にあるビデオを見ながら公園でキャスティング練習を重ねてやってきました。


それに元々渓流ルアーの経験が豊富なこともあって、釣り自体も上手い。お互いに前後しつつ釣っていたのですが、彼の方が僕より釣っていました。何度も言うようですが彼はフライフィッシングはじめて(汗!)。

僕も負けずに!と思ったら、この少年サイズ(苦笑)。

美しい魚と美しい渓流に感謝。

今回は3本の川でそれぞれを棲み処とするイワナと出会えたのですが、非常に近いエリアにあるにもかかわらずそれぞれの川でイワナの特徴がはっきりとしていました。
これもまたイワナという魚の面白さ・魅力であり、神秘性なのかもしれませんね。

そんなこんなで今回も非常に愉しくイワナ釣りに興じることができました。
この愉しい時間を共有してくれたひらさん、あまんさん、どうもありがとう!
しかしまぁ、この福井のイワナ釣りは癖になっちゃったなぁ。次回はいつにしようか(笑)。

皆さんも良き釣りを。Tight line!

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