2018年3月28日水曜日

忍野釣行


今年もすでにフライフィッシング渓流シーズン開幕して一か月が経とうとしていますが、僕自身はようやく初釣行となりました。
桜が開花したというのに大型の寒気が流れ込んで東京でも雪が降ったりしましたが、その週明けの桂川忍野はまだまだしっかりその時の雪が残っておりました。





陽射しは暖かいけれど、雪も降ったしミッジング主体かなとBHミッジラーバで様子を見ながら釣り始めると、記念すべき今シーズン一尾目は・・・ウグイでした♪


まぁそんなこともありますよ。
気を取り直して状況確認。釣り場全体をざっと歩き通してみると、放流直後のせいか自衛隊橋(臼久保橋)の上下にかなりの魚がまとまっているようでした。(もちろん釣り人もそこに集中していました。。)


それ以外のポイントでは目視できる魚は非常に少ない印象でしたが、注意深く見ているともちろん全く見えないわけではありません。
それに気温が比較的高いせいか水中でエサを食べているそぶりも見えます。定位して口だけ動かすというよりは、結構動き回っているので僕自身が確認できるハッチは少ないけれど恐らくオオクママダラカゲロウのように動き回る虫を追っている可能性が高いと思いました。


そこでユスリカ系のミッジをやめてフェザントテイルニンフに変更。これが当たりだったようで連発することができました。魚はちょっと小型でしたが上々のスタートでしょう。


また釣りを続けているうちにポツポツとですがオオクマらしきカゲロウの成虫も確認できるようになりました。そこで今度はドライフライにチェンジ。
フライはコーチマン・パラシュートです。メイフライのパターンではないのですがダン(亜成虫)のイミテーションとしては十分でしょう。


蛇足ですが、「○○フライは△△用」と先入観で決めつけるのではなく、魚に捕食されている(であろう)虫の状態に近いフライは何か、と考えるのがライズを釣るときのコツでしょうか。


しばらくするとドライフライへの反応も悪くなったので、再度ニンフへ交換。
春と言うシーズンの特性もあり、小さなフライへ手が伸びることが多いのですが、この日は魚の数は少なくとも、エサを食べる状態にあることは分かったので、次のフライはアピールの強いニンフにしてみました。
BHフェザントテイルニンフです。


これもまたタイミングが良かったようで何匹か続けて釣ることができました。上の写真の魚は小型ですが奇麗で、下の写真の魚はヒレが欠損していてちょっと痛々しいですが30cmくらいのまあまあサイズで引きも強かったです。


さあ、こうなるともう一度ドライフライで釣って一日を締めたいところです。
たまたま良いポイントにタイミングよく入ることができたので、ここでハッチを待ちます。
時折水中を走る魚影が見えて、「オオクマのニンフを食ってるなぁ」なんて思いながら、それでも必死にニンフを投げる誘惑を堪えて・・・(笑)。


どこからともなくよろよろと飛んできたカゲロウが水面に二度三度とタッチをすると・・・バシャッとライズが起きました。
今です。
今度はフライをスタンダードスタイルのドライフライ、ティップウィングド・ショコラに結び変えて狙います。
このフライはアダムスという超有名フライのアレンジですが、僕の定番フライの一つとなっています。オオクママダラのハッチにはこういうブラウン系のフライがあると良いですね。


そしてしっかり魚を誘い出してくれました!


思いの外、オオクママダラカゲロウの釣りを堪能できて非常に楽しい釣行となりました。
まだまだあと一か月くらいはオオクマのハッチが楽しめるのではないでしょうか。


Tight line!

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