2017年3月2日木曜日

流水のポイント③@はじめての魚釣り

4.清流の小物釣り
【流水のポイントと釣り方のコツ②】
 夏をメインにチャラ瀬でのふかせ釣りの方法を紹介しましたが、次に思い切ってエサを使わず、毛鉤釣りを試してみてはいかがでしょうか。




 市販の流し毛鉤の仕掛けもありますが、道糸に5~7本もの毛鉤がついた枝針仕掛けのため、慣れないと絡んでしまって案外扱いにくいです。そこで「オイカワ用(ハエ用、ハヤ用)」の毛鉤を単品で購入してふかせ釣り用の仕掛けにエサ代わりに結ぶだけでOKです。オモリは不要です。

市販の毛鉤釣り仕掛けの例

 もし釣具屋さんにオイカワ用毛鉤の単品がなければ、渓流用(ヤマメ、イワナ、ニジマス)の毛鉤(「テンカラ釣り」用、「フライフィッシング」用のいずれも可)のうち、小さいサイズのものを選んでください。フライフィッシング用でしたらフック(針)サイズ「#20(20番)」くらいが良いでしょう。

【釣り方】
 清流の魚の中でもオイカワは特に水面を流れるエサ(多くはユスリカやトビケラ、コカゲロウなど)に対して積極的に捕食活動を見せます。「ライズ」と呼びますが水面に口を出して頻繁にえさを食べています。あまり波立つ流れの中では起きにくいのですが、比較的静かに流れている川面には条件さえ良ければ大抵確認することができるので、オイカワを特に毛鉤で釣る最も早い方法はこのライズを見つけることです。
 下の動画でライズの様子を確認してください。夏を中心にの朝夕は特に乱舞という言葉がぴったりなくらいのライズに遭遇することが少なくありません。


 次に仕掛けの流し方ですが、ライズがあってもなくても同じ流し方をするのですが、若干コツがあります。
  1. 川の流れに対して正対する(体の向きが流れに対して90度となるように)。
  2. 斜め下流45度の方向へ、対岸に向かって仕掛けを振り込む。
  3. 仕掛けが流れに引かれるのに合わせて釣竿を下流に向けながら、仕掛けが扇型に流れを横切るように流す。
  4. 自分の立っている岸付近にまで仕掛けを流しきったら、同じように対岸下流45度方向へ仕掛けを振り込む。


 この時のコツは常に道糸をピン張っておくことです。また毛鉤は水面に浮いていても沈んでいても、どちらでも構いませんがオモリで沈める必要はありません。毛鉤自体は非常に軽いので沈んだとしても水面直下を流されるくらいですから、魚の当たりは水面にピチャッと飛沫が立つことが多く、視覚的にも面白いです。




毛鉤で釣れたウグイ

毛鉤で釣れたオイカワ

毛鉤で釣れたカワムツ

もちろん当パドルフリークス・アウトフィッターでもオイカワ用毛鉤の取り扱いがありますので是非ご利用ください。お勧めは何種類かがセットになった「オイカワセレクション」アソートメントです。フライフィッシング用ですので、別途ハリスをお求めください。

オイカワ用フライセット

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