2014年12月20日土曜日

2014の鱒釣りでどんなフライを使ったのか?

どんなフライを使うべきか?釣れるフライはどれなのか?

よく言われることですが、「絶対に釣れるフライはないし、絶対に釣れないフライもない」ということが結論なのかもしれません。


それでは僕自身は実際にどんなフライを使ってきたのか今シーズンのトラウトフィッシングに使ったフライを振り返ってみたいと思います。


3/1 解禁日。
ドライフライ中心に18番以下の各種フライを試すもボーズ。

3/27 桂川忍野。
グラウスのウェットフライ(メイフライ)。

4/10 桂川忍野
色々試してエルクヘアカディスに反応があったようですがも残念ながらボーズ。
僕は割り切ってウェットフライをドロッパーリグで流していました。
4/13 桂川忍野。
気温も上がりようやくドライフライに反応するようになりました。
フライはスピナー(メイフライ#16)です。

5/2 桂川忍野。
エルクヘアカディスにて大イワナ。スタンダードミッジにて良型ニジマス。

5/10 K川。
ライトケーヒルにてヤマメ、ニジマス。

5/27 桂川忍野。
写真はコーチマン。その他エルクヘアカディスやウェットフライも効果的でした。

6/5 笛吹川水系。
ロイヤルコーチマンで探るも全くダメ。
コーチマンに替えてようやく赤ちゃんアマゴが一尾・・・。
6/21 桂川忍野。
この日から14番サイズのドライフライにも反応が良くなりました。
写真はスピナー。その他ウェットフライも効果的。

6/30 桂川忍野。
明らかに夏のパターンになっています。
フォームビートルロイヤルコーチマンなどテレストリアル系フライに高反応!
7/8 桂川忍野。
エルクヘアカディスのパターンやメイフライ(スピナー)でも大きなサイズ。
さらにイブニングライズも大型フライで楽しめました。

7/19 M川。
ロイヤルコーチマンスピナーなどいずれも#14サイズ。
いかにも夏のヤマメ釣りです!

7/29~31 奥日光(湯の湖、湯川)
いずれもロイヤルコーチマンをメインにスピナーとローテーション。
#14ドライフライでのんびり釣る夏の釣り。
対象魚はブルックトラウトとニジマス。

8/3 桂川忍野。
真夏になり魚も夏バテか?若干スレていたのか、このニジマスは
スタンダードミッジドライ(#20)による釣果です。
同行のビギナー氏にはコーチマン(#16)で釣って頂きました。
イブニングにはやはり活性が上がってライトケーヒル(#14)にも高反応でした。

9/14 桂川忍野。
ドライフライへの反応があまり良くなく、BHフェザントテイルニンフ
で釣果を重ねることができました。他にBHミッジラーバでも高反応を
得ているので、ビーズヘッドのアピールを持つニンフが良かったようです。

9/21 奥日光・湯の湖。
ライズはあるのですがドライフライではニジマスが釣れただけでした。
ライズをフェザントテールニンフで狙うとブルックトラウトがヒットしました。

9/22 奥日光・湯川。
ライズは極端に少なく、ニンフの釣り。魚のコンディションは悪くないようで、
アピールの強いBHフェザントテイルニンフで釣ることができました。

10/4 M川。
今シーズン最後の渓流釣りです。
すでに水量が少なく、フェザントテイル・ドライフライでようやく
チビヤマメ一尾と言う結果でした。

これ以降、秩父フライフィールドで4回ほど楽しんだのですが、管理釣り場でもあり一般的な渓流シーズンからは外れるのでここでは省きたいと思います。

今年一年に限っても、ざっと振り返るだけでシーズンを通しての傾向が見えてきます。
つまり春(3~5月)はドライフライでは小さなサイズ。ドライフライに反応が悪い時はウェットフライも効果的でした。
夏(6月~8月中旬)は比較的大型のドライフライが好調。特にテレストリアル・インセクト(陸生昆虫)を意識することが重要です。
秋(8月下旬以降)はドライフライのサイズが春と同様に小さくなり、ニンフを用いることが増えます。


以上は当然ながらトラウトが捕食しているエサ(虫)と直接的な関係を持っています。
春は水生昆虫のハッチが少なく、ドライフライではユスリカやコカゲロウがその対象となります。
カゲロウ類(メイフライ)はその後徐々に大型種もハッチするようになり、夏は甲虫をはじめ水生昆虫よりも大型でインパクトのある陸生昆虫が捕食されるようになります。
秋になるとまた水生昆虫が増えますが、春同様に小型の種類が多いようです。
またイブニングライズは水面で派手に泳ぐヒゲナガトビゲラが捕食されることが多いために、よりアピールの高い大型フライが効果的な場合が多くなります。


これらは毎年繰り返される傾向です。
もちろん例外は常に付きまといますが、シーズンを通しての傾向が自然の移ろいの中から導かれているのと同様に、その日その時の「例外」もその場の自然がきっとヒントを教えてくれるでしょう。

フライフィッシングは自然の遊び。自然に寄り添う遊びです。
「釣る」ことのみに捉われず、川を取り巻く環境を楽しんでください。
そうすればきっと自然がその時使うべきフライを教えてくれるでしょう!

冬来たならば春遠からじ。歳が明ければ3月なんてあっという間です。来シーズンの準備は良いですか?!
Tight line!

2 件のコメント:

  1. 解禁まであと2ケ月ちょっと。タックルの整理をしたり、たまに菅釣りに行ってなんとか過ごしたいと思っています。
    キジやカワセミ(私も過去にそれぞれ1回だけ遭遇したことがあります!)に出会えるなんて、来年も良い年になりそうですね。

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    1. そうですね、年を越してしまえばもう解禁なんてあっという間ですネ!毎年花粉症を押して釣りに行くか悩む季節がやってきます(笑)。
      今年も色々教えていただきありがとうございました。
      それでは良いお年をお迎えください!

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