2014年7月8日火曜日

痛恨のSN氏とイブニングライズ

先週の爆釣(?)レポートを読んだからかどうかは不明ですが(笑)、SN氏から忍野釣行のリクエストを受けて今週も忍野へ。
今回はNao氏も同行で3人体制です。



日中はポツポツと釣れはするものの、どうもイマイチ。
魚のコンディションは悪くないようですが、フライの後を付いてくるものやフライを口先で突くだけの魚が多く、どうも単純にスレている様子。

いつも決まって「スレた」トラウトが定位している人気スポットはこの通り。
ミッジ・オブ・ミッジを操る忍野ファンが常にライズを狙っています。

まあ、連日たくさんのアングラーに入れ替わり立ち代わり攻め続けられているわけですから、さもありなん。

□ □ □

午前中、最初に釣れたニジマス。

フライはスピナー・フェザントテイル。
草陰のライズで、捕食対象が何かは確認していませんが、
#14のドライフライをナチュラルドリフトさせると躊躇いなく
ヒットしました。

バイバイ♪

森の中で見つけたセミの抜け殻。

ベイビーサイズも(フッキングしないものも含め)たくさん反応します(苦笑)。

ところで。
我らがビギナーフライフィッシャーマンの星として(?)抜群の活躍をしてきたSN氏ですが、3度目の忍野釣行ではじめてのノーヒットとなってしまいました。
とは言え全く何もできなかったわけではなく、前述のように魚のコンディションは悪くないようなので、ドリフトさせるフライを追いかけてきたり、くわえるそぶりを見せたり、またバラシもあったとのことです。

帰り際にご自身で一日を振り返った際、キャスティングとフッキングさせるスキルが足りないと反省していましたが、これもまたフライフィッシングの一日です。
というか、ほぼはじめてフライロッド振った日に40cmクラスのイワナを忍野で釣ったりする人、いませんから(笑)。
前回、2回目の忍野でも順調に釣果をあげていたし・・・。
ここで一度基本を確認する冷却期間ってことなのかもしれません。
ちなみに同じく同行者のNao氏はヤマメ4尾を含む、忍野での自己記録となる数のトラウトを釣ったそうです。

カディス(セッジ)のバリエーション。
夏はテレストリアル・インセクト(陸生昆虫)のイミテーションとしても有効。


またこの日は、フライタックルの購入を考えているSN氏に2本のロッドを試して頂きました。
午前中は「8.5フィート、5番ウェイト用」。
午後は「8フィート、4番ウェイト用(ただしラインはWF5を使用)」。
チェックするのはキャスティングのしやすさや、釣りの最中の様々なロッドワークのしやすさなどです。

SN氏の場合、フライフィッシングの対象となるのはトラウト(主に忍野で、追々フィールドを広げるかも?)とブラックバス(特に湖でのスモールマウスバス)とのことです。
魚の大きさや引きの強さなど魚を釣るということだけを考えれば4番ウェイトタックルでも可能ですが、一般的なキャスティングのしやすさ、フライラインの捌きやすさなどゆとりを持ってフライフィッシングをするためにも、特にビギナーの方には5番ウェイトタックル以上がお勧めです。
SN氏も実際の釣りで使ってみて同様の感想を得たようでした。
(⇒参照:ハウツー・フライフィッシング「1-02.ロッドについて」。)

□ □ □


イブニングタイム。
SN氏、Nao氏と離れた僕は一人茂みの中にたたずみます。
木立の中に光が届かなくなる頃、水生昆虫のハッチがピークを迎える頃にその「お祭り」ははじまりました。


川幅いっぱいに乱舞する羽虫。
水面に張り出した枝の下や、水中の水草周りを中心に飛び出すトラウト。
イブニング用に、日が暮れてゆく中でも見やすいよう大き目のウィングを巻いたロイヤルコーチマンを流すと、昼間の警戒心が嘘の様に躊躇いもなく次々とフライを襲ってきました。


帰りの時間までの20分程度の時間だったでしょうか、フッキングミスや途中でばれることもありましたが、立て続けに5尾のブラウントラウトを釣ることができました。
ポイントがたまたまそうだったのか、すべてブラウントラウトと言う不思議な経験でした。
昼間のスッキリしない気分を吹き飛ばすイブニングライズに溜飲が下がり、満足な締めくくりとなりました。


思えば前回SN氏と忍野へ来た時は、同じようなイブニングライズでウェットフライを使い「良い」魚をばらして一日が終了したのでした。
今回はドライフライでしっかりとキャッチして終わらせることができました。

フライフィッシングの楽しみはフライフィッシャーマンの数だけあると思います。
自分の楽しみを見つけにフライフィッシングへ出かけましょう!

□ □ □

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