2013年5月18日土曜日

オリジナルフロッギーができるまで

今回はオリジナルフロッギー試作段階の秘密の話です。


故ガートサイド氏の考案したフライのひとつ「ガーグラー」は僕が最も影響を受けたフライです。
ガーグラーの魅力に取り付かれた僕はフォーム材を用いたフライに没頭しました。
特にケミカル素材ならではの質感・色合いは、氏のオリジナルガーグラーに留まらず特にバスフライとして可能性が拡がるような気がしました。
しかしフライタックルを用いてバスフィッシングを楽しんでいる人と言うのは案外少なく、この手のパターンとしてはなかなか良いモデルが見つかりませんでした。

もちろんそこが面白かったと言えます。
形状における一つの示唆を得たのは、もはやクラシックルアーの一つと言ってよい「フラポッパー」からです。
ポッパールアーとしての機能はもちろん、愛嬌たっぷりのフォルムが正にバスフィッシングの楽しさを体現しているかのようなルアーです。
ヘッド、カップ、くびれたボディ、ラバースカート。
僕の中でガーグラーから一歩飛び出したバスフライのイメージが生まれたのはこの時でした。
各種フォーム素材を試し、プロポーションやバランスを試し・・・、トライ&エラーの連続。

そしてそれに多くの魚たちが応えてくれました。
2006年夏、その当時毎年のように行っていたカナダ釣行へそれら試作フライを持込みました。
結果は、ラージマウスバス、スモールマウスバス共に予想出来ないほどの高反応でした。
その後、日本のフィールドでブラッシュアップされたものが現在のオリジナルフロッギーです。


たくさんのバスの反応を得てぼろぼろになったフライは今も僕の手元で次のヒントを囁き続けています。

バスフライ・ファンの皆様、フロッギーの歴史にあなたの一尾を加えていただけたら、うれしいなぁ。

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