2017年2月21日火曜日

ハゼ釣りのコツ@はじめての魚釣り

3.潮入り川でハゼを釣ろう
【釣り方のコツ】
 何度も繰り返して恐縮ですが、ハゼが生息しているのは河川最下流域の潮の影響を強く受けるエリアです。まずは夏になったら身近な川が海にそそぐ辺りに出掛けてみてください。きっと多くのハゼ釣りファンでにぎわっているはずですから、その中に混じって釣り始めることにしましょう。


 釣場に着いたら先に釣りをしている方に「こんにちは。隣で釣らせてください。」と一言声を掛ければお互い気持ち良く釣りができるはずです。また、周りの人は良く釣れるのに自分だけ釣れない状況と言うのも間々あるものです。そんな時は、素直に「たくさん釣ってますね。釣りをはじめたばかりで良くわからないのですが、ちょっと教えてもらえませんか」と聞いてしまうのも「手」ですね。また、混雑した釣り場では隣の人と釣り糸が絡んだりすることもあり得ます。当然素直に謝って仕掛けを解くなり、一度自分の仕掛けを切って仕切り直しとしましょう。教えを乞うにしても、トラブルを避けたり最小化させる意味でも、最初に一言挨拶をしておくべきです。これは全ての釣りの最初のコツと言えます。

多摩川下流、葦の干潟も良いポイントです。
杭、護岸、水門、全てがポイント。

①ポイント
 魚が潜んでいる(であろう)場所、魚が釣れる(であろう)場所をポイントと言いますが、ハゼ釣りの場合、ピンスポットにいるというよりも、「河口域の浅い場所に広くいる」ので特に夏はあまりこだわる必要はありません。しかし秋になり水温が下がってくるとやや水深の深い場所の物陰に潜むようになります。具体的には杭や岩陰、テトラポットの隙間などです。他に釣り人のいない川では、夏でもこういった障害物のある浅い場所を狙うと良いでしょう。

②コツ
 【ハゼ釣りの仕掛けとエサ】のところでも説明しましたが、ハゼは腹ばいになって吸盤上の腹びれで底にしがみつくように生息しています。貪欲な魚なので積極的にエサを食べますが、釣りの時は必ずエサが水底に着いていなければいけません。
 ウキ釣りをする場合は、ウキの浮力よりもオモリを重くしてください。
 ウキを使わない場合も、重めのオモリで確り底に着くようにし、またその上で釣竿の穂先を上げて道糸を張っておくことが必要です。こうすれば魚が見えなくとも、魚がエサを咥えれば道糸と釣竿を通して当たりが「ブルブルッ」と手元に伝わります。この釣り方を「脈釣り(みゃくつり)」と言います。繰り返しますが、脈釣りで当たりを感じるためには必ず道糸がピンと張っていなければいけません。

 ウキ釣りでも脈釣りでも、エサを投入してもしばらく当たりがないときは10cmほどエサを移動させます。釣竿をちょっと持ち上げて手前にエサを移動させるのですが、これを「誘い」、「誘いをかける」と言います。ハゼがエサを食べるタイミングで一番多いのは、エサを投入して着底した直後と、誘いの直後です。好奇心の強い魚なので、誘いを頻繁にしてハゼに興味を持たせるのもテクニックの一つです。
 何度か誘いをかけても当たりがない時は一度大きく釣竿を上げて釣針を手元に寄せ、エサが付いているかどうかをチェックしてから再び投入します。

夏は腰に魚籠(ビク)をぶら下げ、川に立ち込んで探り釣りも気持ち良いものです。
こんな時は脈釣りでテンポ良く釣るのがあっています。

③脈釣り専用仕掛け
 もし3m以上の長竿で本格的に脈釣りをする場合、より重いオモリを使った専用仕掛けが便利です。
 まず道糸を釣竿いっぱいの長さにしてチワワを作り、スナップ付ヨリモドシを付けます。そのスナップ付ヨリモドシの上の輪にハリス付針を付け、スナップでナス型オモリ1号(~3号)を付けるだけです。
 ガン玉オモリの仕掛けと違い、かなり重いオモリを使うので、仕掛けの振り込みも楽になり、道糸のテンションもかけやすいです。これだけでも良いのですが水面から30cmくらい上になるよう道糸の任意の位置に目印をつけておくと糸が弛んでいないことを確認できます。釣り用の目印も売られていますが、毛糸の切れ端でもビニル紐でも何でも構いません。3cmくらいの長さに切って仕掛けを蛇口に接続した要領で仮固定しておくだけです。積極的に広い範囲を歩きながら釣る「探り釣り」にはもってこいの仕掛けです。

④「当たり」と「合わせ」
 魚がエサに食いつく様子を「当たり」と呼びます。魚の「当たり」があったら竿を立てて針掛かりさせます。これを「合わせ(あわせ)」と呼びます。合わせ方は釣る魚の種類によって異なるのですが、ハゼの場合は当たりがあったらゆっくり竿を立てるだけでも、まずはOKです。
 ウキ釣りの場合、当たりは当然ながら水面のウキに現れます。水面のウキがピョコピョコ動いたり水中に沈んだら釣竿を立ててください。脈釣りの場合、当たりは手元にブルブルと感触があるので、その時に竿を立てるだけです。夏の見釣りの場合は、魚がエサに食いつくのが確認できますから、エサを食べた瞬間竿を立てて合わせます。

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